園庭づくりの起点

 

おはようございます.

昨日,妻が作ってくれたシチューがとっても美味しくて

幸せな気分になったマーシーです.

 

さて,今日の話題は「園庭」です.

 

 

幼児教育において,園庭って常に後回しなんですよね.

明日何をするか?

どんな行事をするか?

保育室の環境をどうするか?

を考えることがどうしても優先されちゃう.

 

おそらく幼児教育関係者は手に取らないであろう

ある雑誌で面白い特集をしています.

 

BIOCITY 2018年 No.76 子どものための屋外環境

*まだ購入可能だと思いますので,よかったらどうぞ.

 

園庭を考える際の視点はいくつもあります.

今日は「園庭を作るのは誰か?」という視点から考えてみましょう.

多くの園では園の運営をするのは大人たちであり,

子どもたちはその制限の中で遊ぶという感覚だろうと思います.

でも,本当に子どもたちにとって居心地の良い場所になるためには,

子どもたちが園庭(やその他の場所)を作る基盤になることが必要です.

 

例えば,私は園庭における「斜面」の重要性を指摘してきていますが,

ある園の子どもたちは斜面を「発掘の場」と捉えている.

一方別の園では,キックバイクで「滑降する場」になっている.

鬼ごっこの基地になっている場合もあれば,おしゃべりの場になっている場合もある.

園によって園児たちの使い方は違うでしょう.

 

自園の子どもたちの遊び方に合わせて,斜面を工夫できないか?

そこに,先生方の願いも混ぜ合わせて,仕掛けをできないか?

 

そうやって「子どもの姿」からスタートをして園庭に教育的な仕掛けを具現化する

そんな視点で考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

〒524-0102 滋賀県 守山市 水保町1461-34 

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