こんにちは。
さて、今日からもう1つ新たなシリーズを始めてみたいと思います。
題して
子どもの『生きる力』を育む親子の時間
〜心理学から学ぶ子育てのエッセンス<実践編>〜
です。
小さなお子さんと暮らすお母さん・お父さんに向けて
心理学を基盤にした子育ての短いお話を
配信していきたいと思います。
第1回目の今日は「子どもは環境から学ぶ天才です」と
題してお話を進めてまいります。
👇最初の配信の時は、なぜか音声が抜けておりました
申し訳ありません
1)よくあるお話
「なぜうちの子は公園に行くと急に活発になるの?」
「家では大人しいのに、保育園では積極的って言われる」
そんな経験ってありませんか?
実は、これには科学的な理由があるんです。
今日は「環境のチカラ」についてお話ししましょう。
2)環境のチカラ
子どもは「環境から学ぶ天才」です。
私たちが思っている以上に、
周りの環境が子どもの行動や学びに影響を与えています。
例えば、砂場を見た瞬間「掘りたい!作りたい!」
という気持ちが自然に湧いてきます。
これは誰かに教わったわけではなく、
砂場という環境が子どもに「やってみたい」という行動を引き出しているのです。
滑り台を見れば「登りたい」とか「滑りたい」と思うし、
水たまりを見れば「入ってみたい」と思っちゃう。
これらはすべて環境が持つ「子どもを誘う力」なのです。
お家でも同じ。
リビングにクレヨンが見えるところに置いてあれば「描いてみようかな」、
本が手の届くところにあれば「めくってみようかな」という気持ちが生まれます。
つまり、見方を少し変えるとお母さん・お父さんができることは
「あれしなさい、これしなさい」という指示ではないのかも?
子どもが自然と「やってみたい」と思える環境を整えてあげることが
大切なのかもしれません。
3)今週の「やってみよう!」
じゃ、どうしたら良いの?
と結論を急ぐ前に…
今週はぜひ「環境観察」をしてみてください。
お子さんがどんな場所で、
どんな表情を見せるか観察してみましょう。
公園、お店、お家の中…
場所が変わると子どもの表情や行動がどう変わるか、
ぜひ発見してみてください。
次回は「子どもの行動の本当の理由」について、
さらに詳しくお話しします。
きっと新しい発見がありますよ。