【実践編】第2回『問題行動』の裏側にあるもの

 

こんにちは。

今日は、お子さんのちょっと困った行動の

裏側に何があるか?

というお話をしていきたいと思います。

 

1)ちょっと困った行動
「なぜ家では静かなのに、買い物に行くと走り回るの?」
「いつもは良い子なのに、今日はなぜかぐずってばかり」。
実は、子どもの行動には理由があります。
その理由を見つける「探偵の目」を身につけてみませんか?
 
2)私たちは環境とつながっている
子どもの「困った行動」の多くは、
実は環境からのメッセージなのです。
例えば、スーパーで走り回る子ども。
これは「悪い子」だからではありません。
広い通路が「走りたい」、
カラフルな商品が「触りたい」、
いろんな音が「探検したい」
という気持ちを引き出しているのです。
 
また、普段は大人しい子が急にぐずり始める時。
もしかすると、
人がたくさんいて「落ち着ける場所がない」、
音が大きくて「静かな場所に行きたい」
というサインかもしれません。
 
大切なのは「なぜダメなの!」と叱ることではなく、
「この子は今、何を求めているのかな?」
と考えることです。
 
子どもは言葉でうまく説明できないですもんね。
だから、行動で教えてくれているんです。
 
私たち大人が「環境と子どもの気持ちの通訳」になってあげましょう!
 
3)今週の「やってみよう!」
今週は「なぜかな?探偵」になってみてください。
お子さんが何か困った行動をした時、
叱る前に「なぜかな?この子は何を求めているのかな?」
と3秒だけ考えてみましょう。
もしかしたら、何か新しい発見があるかもしれません。
 
次回は、これまでの発見を活かす
「観察の技術」についてお話したいと思っています。