藤樹書院の玄関👆
あれ?公開できていなかったようです…
失礼しました😓
おはようございます。
昨日は滋賀県の北部に行っての園内研究会。
今年1年お世話になった先生方とまとめの勉強をしてきました。
その途中で安曇川にある中江藤樹先生の書院や記念館を訪問。
みなさん、中江藤樹という人をご存知ですか?
日本陽明学の祖と言われる人です。
陽明学はその後大塩平八郎や吉田松陰などにも影響を与え、
いわば明治維新などに深く関わりを持つことになる学問と言えるでしょう。
私自身は恥ずかしながら詳しくは知らなかったのですが、
保育のみかたを一緒にやっている古くからの友人が
中江藤樹先生のことが大好きで、
時折話を聞いていました。
そこで、昨日は少し時間があったこともあり、
寄ってみることにしたんです。
藤樹神社
藤樹書院(裏から)
史料や貴重な蔵書もあったのですが、
何よりも私の心をとらえたのが陽明学との出会いでした。
元々、藤樹先生は朱子学を学んでいたそうです。
ところが、その考え方に疑問を持ち、同じ儒学の中でも
陽明学というものがあるということを知ることになります。
この考え方を学びたいと思った藤樹先生は
なんと京都の本屋に頼んで中国から本を取り寄せたそうです。
Amazonで指先一本の時代じゃないですからね(笑)
海外から本を取り寄せるなんて、
たぶんめちゃくちゃ大変な時代です。
お金だっていくらかかるのか?
だいたい、京都の本屋はなぜそれができたのか?
*これがどこの本屋かはわかっていないようですが…
ボランティアさんが教えてくれたこの逸話。
私はとても好きでした。
学問とは何か?を教えてくれる気がします。
まずは教えを受けて、
自分の頭で考え直して、
疑問を持ったら徹底して考え抜く。
知りたいと思ったら、万難を廃して学ぶこと。
新しいことをどんどん取り入れること。
枠組みに囚われないこと。
そして、自分が学んだことを
行い、伝えること。
私も拙いながらも大切にしてきたことです。
ますます好きになってしまいました。