要録や保育記録のまとめの時に上手に書くポイントは?
(画像 https://j-depo.com/hoiku/news/childcare-history-record.html)
okumi先生が掲示板に書いてくださった
要録や保育記録をまとめる際のポイント
みたいなことがあればというお話を
私なりに考えてみましたので、
ここで皆さんにも共有できたらと思います。
どこまで書いて、どこを書かないか?
読む人に伝わる文章を書くにはどうしたらいいか?
という問題を提起してくださっています。
まずは「なるほどな」って感じです。
語りたいこと、伝えたいこと、子どもたちの凄さ、面白さ、保育の楽しさ
って、先生方は本当にたくさん持っていますよね。
園にお邪魔してお話ししていると、本当にそれは感じます。
私がお話したことをきっかけにして、
先生方がお話をし出すと大体は止まらなくなる😂
情熱がビシビシ伝わってきます。
私自身、自分の文章に自信があるわけではありません。
そして、過不足なく書けているか?と自問すると
恥ずかしい思いが湧き上がってきます。
記録のフォーマットにもよりますが、
日々の保育記録であれば、
具体的に起こった出来事を詳しく書くことが求められると思います。
かつて、私自身がスポーツ領域でフィールドワークをやっていた際、
研究現場に行った後、
ファミレスのドリンクバーで何時間も、何時間も記録を書きました。
1時間に起こった出来事を漏れなく言語化しようと思ったら、
おそらく3時間では足りないだろうなって感じです。
網羅的に書き記そうと思うとそういうことになる。
(研究ではそういう時期もあるのですが…)
先生方は時間がないですし、
研究目的ではないので、
やはり自分の目的意識に基づいて、
そのことを中心にして書き残すことになるでしょう。
基本的には「何が問題なのか」をやはり明確にしてから、
具体的事実やその考察を書くということになるだろうと思います。
例えば、「主体的に遊ぶことができる子どもの育成」みたいなことが
今年度の保育の1つの重要テーマだったとします。
すると、それに基づいて要録や保育記録をまとめることになると思います。
それでも広いテーマですから、さらに問いを絞ることが必要です。
問い 主体的な遊びを保育者はどのようにサポートできるのか?
みたいな感じで最初に問いを明記しておくことで、
過不足なく書ける素地をセットできるのではないかと思います。
そして、主体的な遊びと呼べるようなエピソードと
主体的な遊びとして発展しそうだったけど、そういう風にならなかったエピソード
などを「結果」として記載する。
それに対して、「保育者のサポート」という視点から考察するという
ことができれば、かなりやりやすいのではないでしょうか?
そういう意味では、月案や週案と関連してくるものになるはずですよね。
保育記録はその日やその週にあったことを記録として残すものですが、
それはあくまでも計画に沿った形での振り返りである必要があるわけです。
つまり、計画の中に問いがあるはずですから、それと沿っていれば
自ずと書くべきことは決まってくるのではないかと思うのですが、
いかがですか?