雨上がりの朝、いつもより土が柔らかくて、草引きにもってこいの園庭。
私が草引きをしていると、4歳児の女児2人。野菜に水をやりながら、「先生何してんの? 」と聞いてきたので、「草引き。今日は草が抜きやすいんだよねー」 すると、「なんでやろ? 」という言葉が返ってきました!待ってました、なんでやろ?大好きな言葉!
そのまま様子を見ていると、その子は、草の上にジャーと水をかけました。「先生抜いてみ!」「おー、抜きやすい!なんでやろ?」今度はこちらが言ってみました。
すると、とっても自信ありげな感じで、「あんな、草は水より軽いねん!」と言いました。「おー、草は水より軽いの?」よくわからないけれど、調子を合わせて言ってみました。「◯◯ちゃんも、草引きしてみたら?」と、誘ってみると、その子は片手で草をひょいと引いて、「ほら、軽いやろ!」と言いました。「おー、本当や」
この子達は、草が抜きやすいのは、水が関係している ということを言いたかったのだと思います。「ほら軽いやろ」の反対を、「水がない時は重い」「水がない時の草は重い」と、捉えると、私は、とても新鮮に感じました。わたしは、土が水で濡れていたら、草が抜きやすい、土が乾いていたら、抜きにくい、と言葉にしていましたが、この子達は、草が重い、軽いと感じていたようです。なんだか視点がかわって、とても面白い。
次回、晴れた日が続いて、土がカチカチの時に草引きをしてみようと思いました。「今日の草は、重い!」