こんにちは。
今日から数回にわたって
「待つ」ことについて考えてみたいと思います。
いかがですか?
「早く!」「急いで!」つい言ってしまいませんか?
でも実は、「待つ」ことも大切な愛情表現なんです。
今日は、なぜ「待つ」ことが子どもの成長につながるのか、
その秘密をお話したいと思います。
「待つ」ことは、実は子どもへの最高のプレゼントです。
なぜでしょうか?
子どもが靴を履いている時、私たちがすぐに手伝ってしまうと、
子どもは「自分でできた!」という達成感を味わえません。
でも、少し待ってあげると、子どもは自分なりに工夫して、
最終的に「やった!できた!」という喜びを感じることができます。
これは脳科学的にも重要です。
自分でやり遂げた時の達成感は、
「次もやってみよう」という意欲を育てます。
逆に、いつも大人がやってくれると「やらなくても大丈夫」
ということを学習してしまいます。
「待つ」ことは「あなたならできる」というメッセージでもあります。
「この子はきっと自分でできる」と信じて待つことで、
子どもは「自分は大丈夫な人間なんだ」という自信を育てていきます。
もちろん、無限に待つ必要はありません。
子どもが本当に困っていたら助けてあげる。
でも、まずは「この子ならできるかも」と信じて待ってみる。
これが見守りの第一歩です。
今週は「3秒待ってみる」からスタートしてみませんか?
お子さんが何かしようとしている時、
いつもより3秒だけ長めに待ってみる。
たった3秒ですが、きっと新しい発見がありますよ。
次回は、「待つ時間の見極め方」について詳しくお話しします。