遊びをつくる人

 

こんにちは.

月曜日ですね.

皆さん,今日はいかがでしたか?

 

さて,相変わらず園内での研究会にお邪魔して,

先生方と一緒に学ばせていただいています.

その中で感じていることを共有させていただきます.

 

今日は「遊びをつくる人とこなす人」というテーマです.

 

 

 

私が園庭や保育室で拝見している感覚では,遊びをつくっている人は

遊びの場を色々工夫したり,状況に応じてルールを変更したり,

遊びの中でスキルや運動がレベルアップしていたりする感じなんですよね.

レイチェル・カーソンのセンスオブワンダーじゃないけど,

色々なことを感じて,どんどん遊びが変化している.

 

遊びをこなしている人は,単に人がやっていることをなぞっているというか,

できることをしているだけというか.あまり場を感じられていない.

そんな印象があります.

 

できることなら,やっぱり場を感じて,自分で工夫できるようになった方が望ましい.

 

そのためにできることってなんだろう?

 

1つは自分達で遊びの準備・片付けをすることじゃないかな?

って思うんです.子どもだけでできないことは別としても,

道具を出したり,片付けたりすることって,

遊びの場を作るってことだと思うんです.

 

その際,「これどこに置く?」「どこに置いたら使いやすいかな?」って

お話をしながら置く方が良い気がします.

そういう話をしているうちに,場を感じられるようになったり,

他の園児がどんな風に遊んでいるかを意識できるようになるんじゃないかな?

 

1日の振り返りの際,「今日どんな遊びをした?」と尋ねるのも良いですが,

そこは正直なんとでも答えられますよね.

人の真似をしていたって,何かはしているわけですし,

楽しかったといえば,その場は通り過ぎることができます.

実際に遊びに向き合えていた園児は,「何に困ったか」とか

「〜して,・・・したんだけど,うまくいかなくて」みたいな

時系列がある話,紆余曲折がある話が出てくる気がします.

特に5歳児さんくらいになると.

 

あの手,この手を使って,遊びをつくれる人になってもらいたいですよね.

 

 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

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