お外を感じながら✨

おはようございます✨

 

朝晩が涼しくなりましたね。

熱中症の心配が和らぎ、ここからは外で思い切って遊べる季節になりますね。

 

先日、園内研に呼んでいただいた幼稚園で学んだことです。

その園は今時では珍しく、保育室から園庭が見えないんです。

厳密にはオープンスペースだけは見えているんですが、子どもたちが好む遊具スペースが見えないんです。

だから、登園した子がすぐに園庭で遊びたいと言っても出してあげることができない。

先生方の悩みは深刻でした。どうしたらいいんだろ?

 

そして、いま研究で日本最初の幼稚園の園庭(東京女子(高等)師範学校附属幼稚園)

を調べているんですが、ここもまた、当初は保育室からすぐに園庭には行けなかったようです。

小学校のような感じで、ぐるっと下駄箱を回って園庭に出ないといけない建付だったらしいです。

 

これら2つの園の環境。

細かな点は異なりますが、「保育室と園庭のアクセスが良くない」という意味では似ています。

 

これって小学校では当たり前のこと。

ですが、幼児教育で想像してみると幼児教育では驚くほどに窮屈ですよね。

私ももちろんわかっていたことですが、改めてそういう現場を拝見して、

その窮屈さを実感しました。そこでの先生方のご苦労も。

外を感じながら日々を過ごす、外に行きたいと思った時にすぐに行けるって

やっぱり大事なんだなぁって。

 

そういえば、私が好きだった(今はない)あの園は雨の日に、じっくりと保育室で遊べる

構造になっていながらにして、雨の音がしっかりと聞こえて、園児と一緒に

「雨、止みそうもないね」なんて言いながらブロック遊びをしたなと思い出しました。

 

先生方の園は保育室と外のつながり、いかがですか?

見直した方が良いところとか、工夫できそうなところがあったりしますか?

何かの折に、チェックしてみても良いかもしれませんね。

 

では、今日も良い1日を👋

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

〒524-0102 滋賀県 守山市 水保町1461-34 

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