少子化問題を考えてみた〜結論は国外脱出?

 
 
こんにちは。
 
1月18日に「まち(4y娘+1y息子)」さんが
アップしたツイートがバズってます。
 
所得制限なく大学院までの学費を親が払う必要無くなれば、私は迷いなく
あと2人は産む。1番心配なのは学費。特に大学の費用は生まれる前から
準備しているくらい心配。それがなくなれば他は多分大丈夫なので私は子供産むよ。
そこを何とかしてくれたら少子化は減少すると思うけどなぁ。
 
 
これ、すごく大事な問題なので、
『保育のみかた』でもちょっと考えてみたいと思いました。
 
少子化問題は国の未来を左右する大問題です。
人口が減って国力が上がることはほぼない。
人口が減ることを避けるか、
人口が減っても国力が上がる方法を考える。
これはこの国にとっては大問題です。
 
 
 
 
まず、まちさんのアイデアをどう考えるか?
これは大きな政府か小さな政府か。
という問題だと私自身は受け止めました。
 
 
大きい政府というのは、北欧に代表されるように
国が福祉政策を超絶充実させて、
安心して暮らせる世の中にするってこと。
 
大きい政府にするなら大学までの学費全額無料と
ベーシックインカムの検討。
これはずっと潜在的に期待されていることです。
 
ところが、そうなると収入の半分近くは税金として
納めることになります。
 
多くの日本人はおそらくこの辺を理解していない。
自分で働いたお金を
なんでそんなに持っていかれるんだ?
と怒り出すでしょう。
 
自分で働いた分は自分のもの、
国は国としてお金を持って
国民を養え
という、税金を取らずに国民を養うという
ウルトラCを求めているわけです。
 
一方で、アメリカが実践している小さな政府型の国家運営。
税金は安い。
その代わり国民皆保険ではないから医療費はべらぼうに高くなる。
年金制度だって十分とは言えない。
自由を保障する代わりに、面倒も見ないから
自分で自分の責任はとってねってことになる。
 
皆さんは大きな政府と小さな政府、どっちがいいですか?
 
 
どちらを選ぶにしても政治参画が必須では?
と私は思うんですよね。
だけど、政治に参加するって
日本にはそもそもイメージがないから、できっこないって感じになってる。
 
 
そういう理路で考えてくると、
すご〜く元も子もないこと言いますけど、
これね、日本はたぶん変わらないですよ。
 
そのことを期待するよりも、
そういうことをちゃんと考えている国に行った方がいい。
 
僕がお勧めする国は…
 
ということで音声をお楽しみください。
 
最後に今日の結論ですが、
日本はこのままいけば人口が激減するのは確定していますから、
国としての勢いは確実になくなります。
本気で考えるとか言いながら、結局「手はない」っていう
元も子もない結論になっているんですよね。
 
 
ですけど、自分の子どもたちが将来住むであろう国ですから
放っておくわけにもいかない。
いま私のような小市民ができることは何か?
ということで、
 
「子育て」を社会みんなで背負おうよ
 
ってことなんです。
もちろん保育園・こども園・幼稚園でもやっていますけど、
この制度は今後うまくいかなくなっていく可能性も低くない。
そうじゃない受け入れ先が生まれてくる気がするんです。
そういうものも含めて、私は子育てをいろんな面から支えていきたいと
考えている次第です。
 
皆さんは、どう考えますか?
 
 
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保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

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