教育・保育の思考法

考え方を考える…

(画像 https://www.nansuka.jp/halumi/p002495/より)

 

 

昨日は多くの高校で卒業式でした。

卒業生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます。

うちの息子は送辞を読んだそうなのですが、

お世話になった先輩方にどんな言葉をお送りしたのか、

教えてくれません😂

まぁ、そんなもんでしょうけど

気になる…笑

 

 

最近は、大学の会議が多く、

久しぶりに大学に行く日が多くなっております。

大学というところは会議が多いです。

そして、頭を使うことを生業としている人たち。

正解らしき話にはなるんですよね。

でも、結果につながらないことが多い…気がする😓

 

研究も教育も基本的には

「結果はわからない」

という世界だから、そうなるのかな…?

研究だと結果につながらないことってザラにあるし、

結果につながることだけを考えていたら

不正とかにつながっちゃうから良くないわけです。

未知の世界に踏み込むような問題と出会えて

そこに入り込むのが研究だから

結果につながらないことは当たり前なんです。

それを繰り返すことで

「こうじゃないか?」

という小さな発見を積み上げていく。

 

 

 

一方で、

ビジネスの世界にいる人とも

お仕事をさせていただく機会があります。

ビジネスの世界の人にとっては

理論的な正解など何の価値もない。

何らかの形で実利につながることに意味がある。

それは「儲ける」ということだけではない

はずですけど、誰かの喜び、問題解決から

逆算して考えることがあの人たちのデフォルト。

 

 

では、教育・保育はどうだろうか?

教育・保育だけ別世界ということはない。

人を育てるわけだから、「正解」があるわけではない。

何が正解かすらわからない。

いまいるところを基点として考えることになる。

そこから少しでも良くなるように、

ポジティブと思われる変化をするように

営みを構築するわけです。

 

たぶん、研究とビジネスを両極と考えた時に、

教育・保育はその両者を取り入れて、

独自の思考方法を構築する必要がある。

逆算思考(結果から今を考える)も

探索思考(今の状況から未来を考える)も

どちらも必要になるし、

それをミックスさせて教育・保育を構築する必要がある。

 

そんなことを考えながら、

日々仕事をしております。

 

では、行ってらっしゃい👋

 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

〒524-0102 滋賀県 守山市 水保町1461-34 

Mail: daihyo@studioflap.or.jp