知性的な議論のお作法

あらかじめお伝えしておきますが、今日はいつも以上に長いです。

せっかくの日曜日なので、スルーしていただいて全然OKです🤗

 

 

 

 

おはようございます☀️

昔から文章を書くのが好きで、長いことブログを書いていました。

最初はLivedoorで、その後はAmeba。

最近、昔自分が書いていたブログを時々読み返すのですが、

自分ではけっこう良いこと書いてんなって思ったりします。

 

今日はその中でも、

やっぱり自分の中で腹落ちする仮説をご紹介させてください。

保育や子育てと関係があるか?と言われると、

ほとんどないです。

 

長いですし、日曜日ですし、

無視していただいて全然結構です。

 

まぁ、しゃ〜なしで付き合ったろか?

って方だけ、私の戯言にお付き合いください。

*ちなみに、独り言のようなブログなので、である調なのは

 ご容赦ください。

 

 

 

以下、当時のブログ(一部修正)

 

今日は私の勝手な仮説を勝手に書く。

「しょうもな」っと一笑に付していただいて結構だが、

案外マトを外れていない可能性もなくはない。

お時間あれば、ぜひお付き合いください。

 

 

 

私は子どもの頃、プロレスが大好きだった。

猪木、藤波、鶴田、天龍、初代タイガーマスク、ファンク兄弟、

ブロディ、ミル・マスカラス、リッキー・スティムボードetc

 

後半、誰だかわかんね〜って言われそう(笑)

 

 

でも、ガチンコ時代が到来し、K-1とかPRIDEとかを観る

ようになり、世間一般と同様、プロレスにはシナリオがあり、

作られたストーリーという定説を疑わなかった。

プロレス、ダメじゃんって思ってた時期もあった。

 

 

だから、なぜアメリカではいまだにある一定の人気があるのか?

The Rockことドウェイン・ジョンソンのような人気レスラー

(ま、彼は俳優でもあるからね)がなぜ誕生するのか不思議だった。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3

 

 

(1)議論にも作法があるし、プロレスにも作法がある

 

私も、かつてはストリートファイト型の議論をして、

相手を論破する人が知的な人だと思っていた時期がある。

ちょうど、人々が総合格闘技で勝った人間が強いと感じているように。

 

でも、それは違うといまの私は考えている。

知性とは、議論を構築することであり、そこから新しい考え方や問い、

視野を獲得することである。強さとは、戦いを構築して、相手の

良さを引き出して、少しずつ議論の方向性を見定めていく力のこと

だと私は考える。

 

プロレスは、相手の技をあえて受け、自分の技も出し、お互いに

戦いを構築しながら、少しずつ勝負の方向性をお互いに模索する

そんな戦いだ。「戦いを作る」部分が大切なはず。

 

 

 

 

かつて、小川直也が橋本真也をものすごい強さで蹴り倒した。

橋本はキレた。これは私の勝手な想像だが、小川が戦いを作ろう

ともせず、プロレスの作法を無視したことに橋本は切れたのでは

ないだろうか?

 

朝まで生テレビとかでよくあることだが、議論をわざと噛み合わ

ないようにし、相手が知らないであろう情報を駆使して相手を

バカにして、自分を優位に立たせようとする人がいる。

 

そんな人がやっている行為に似ている気がするのだ。

お作法を無視して、相手をバカにして、勝った気になっている。

 

 

(2)プロレスラーが求める強さと、議論のなかにある知性と

 

先日、長州力が一緒に戦った選手にキレたという出来事があった

らしい。キレてますか?キレてないっすよというやりとりがあったか

どうかはわからないが…笑

http://news.livedoor.com/article/detail/14160419/

 

「お前にはプロレスはやれない。死んじゃうよ」

というコメントは、プロレスをショーだと考える人には分からない

かもしれない。でも、いまなら長州力が言うプロレスの厳しさが

わかる気がする。

 

プロレスはストリートファイトや総合格闘技とは違う水準で

戦いを構築する作法がある。実はその作法はものすごくタフだ。

何度も言うが、受ける受けさせる、客にも魅せる、勝負を

ジワジワと定める。ストリートファイトや総合格闘技は

最後は生きるか死ぬかになってしまう。プロレスはそうではない。

ルールのなかで、本当に強い男を決めている。

 

 

議論を構築する知性も同じだ。あらゆる人と議論を構築する

並大抵の知性では無理だ。知識量も豊富である必要がある。

相手の心理状態も踏まえながら、相手が気持ちよく議論できる

状態を作る必要もある。

誰とでも議論を構築できる人こそ、本当に知的な人だと

私には思える。

 

 

(3)まずは「構築する」ところから始めよう

 

こうして私は子どもの時とは全く違った形でプロレスの

意味を知った。

 

かつて北海道のコンビニで長州力の後ろに並んだことがあった。

あまりにもでかくて、店員の姿が全て隠れたことに驚いた。

 

1996年8月、留学に旅立つ時に佐々木健介を空港で見かけた。

一見、単なるおデブちゃんに見えたが、プロレスの試合で観る

彼は筋骨隆々とした男だった。つまり、脂肪に見えた

身体は全て筋肉だったのだ。

 

どちらも生半可なトレーニングでできる身体ではなかった。

相手の得意技を受け、それでも怪我をしない、そして常人では

できないような技を可能にし、相手にも必要以上の怪我をさせ

ない。そんなことを可能にするためには、尋常じゃない身体

能力が必要なのだ。

 

 

(誤解されたら嫌だけど)あえて言おう。

 

「朝まで生テレビ」は日本の知性を劣化させている。

総合格闘技が日本の男たちに本当の強さを誤解させている。

*「きゃ〜、言い過ぎ(笑)」

 

 

言い過ぎました、ごめんなさい。

それはそれの面白さがあるのかもしれないけど、

私は議論をしっかり構築できる知性を身に付けたい。

誰とでも面白い戦いを構築できる長州力みたいには

なれないけど、少しでも議論のリングを組み立てる

ことができ、議論が終わった後に、

「いや〜、面白かったし、勉強になったわ〜」

 

と言える議論を組み立てられる人間になりたい。

まずは議論を構築する努力から始めてみよう。

 

*****以上、引用終わり********

 

結局のところ、

知性とは何か?という話でした。

 

では、良い1日を👋

 

 

 

 

 

 

 

 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

〒524-0102 滋賀県 守山市 水保町1461-34 

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