選択肢提案型コミュニケーション法のご提案

今日の具体例は長男(真ん中)がまだ一人っ子だった頃の出来事です😋

 

 

 
 
こんにちは。
今朝予告をさせていただきました
リニューアル版の子育ちコラムです
 
(BGM Love and Honesty by Bryan Kessler @ゆるカフェ~アロハ・ハワイ)
 
(1)本日のテーマ
今日のテーマは
「選択肢提案型コミュニケーション」
なのですが,本題に入る前に
少し長い前置きをお話しします。
 
それは私が子育ちの第1原理と考えている
「まずは身体を育てる」
ということについてです。
 
これは体力をつけるとかそういうことではありません。
出来ることがたくさんあるからだを育てる
ことが大切であるということなんです。
 
例えば、
食べやすいのでスプーンを長い期間使っているお子さんっていますよね。
 
確かに,その方が
自分で食事をしてくれるからその方が
楽なんです。
そういう時間もあってももちろん良い。
 
一方で、「お箸を使えるようなからだ」
を育てることは後々のことを考えるととっても大切なんです。
 
大切なことは大変当たり前のことですが、
あらゆることを自分でやらせることです。
 
ただね、日頃ずっと一緒にいるお母さんにとって
それはものすごく大変なことかもしれませんね。
 
よくわかります。
だけど、出来ることがたくさん埋め込まれているからだ
を作ることは、信じられないくらいに大切なことなんです。
 
そこでコミュニケーションの工夫をご提案します。
 
(2)選択肢提案型コミュニケーションのススメ
具体例としてうちの子が小さかった時のお話をしましょう。
 
息子が小さかった頃、可愛かった頃(笑)
近所にショッピングモールがある場所に住んでいました。
滋賀県で◯◯にゃんが有名なあの場所です。
 
休みがあると、いつもそのショッピングモールに行って
2人で散歩をしていました。
 
ある決まった階段が好きで、
1時間でも登ったり降りたりするんです。
でも、それが大切だって思っていたから、
ひたすら後からついていくだけ。
もちろん手も繋がないし
なるべく本人のやりたいようにやらせる。
 
階段なんて転げ落ちなきゃ大丈夫。
2段後ろから歩いて、落ちそうになったら
背中に手を添えるだけ。
 
そして、30代の前半という体力がまだまだあった時の私でも
さすがに疲れて帰りたいと思う時が来ます。
 
その時は相談をすることにしていました。
あと2回か3回で終わりにできるかな?
そろそろ帰って◯◯したいんだけど。
という感じで。
 
 
(3)よく見かける「できれば避けたい」コミュニケーション法
 
よく見る方法で、
なるべくならやめた方が良いやり方は
「次で終わりね」
というやり方。
 
これには3つの間違いがあります。
何かわかりますか?
 
(詳しくは音声で🤗)
 
こういうコミュニケーションをしていると
子どもの自尊心が高まります。
「僕は自分で決めて、それを守れる子」
という自己像を持つことができるようになります。
 
物事を決める際は選択肢ありの提案型をご提案します。
 
(4)主体性・考える力
 
この方法はめんどくさいと感じる人もいるかもしれません。
でも,ぜひ騙されてください。
根気よく使っていたら,子どもの変化は比較的すぐに現れます。
 
ちなみに,私は保育園などに行って初めて接する園児でも
この提案型をすると,子どもは即座に考え始め,
生き生きとし始めます。
誰もが考えることが好きなんです。
 
ぜひお試しください。
 
 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

〒524-0102 滋賀県 守山市 水保町1461-34 

Mail: daihyo@studioflap.or.jp