3歳から始める主体性を育む工夫

 

こんにちは.

 

最近,また主体性について考える時間が増えてきました.

そこで考えていることを今日は少しシェアさせていただこうと思います.

 

 

以前,自主性と主体性の違いということを書いたり,話したりしました.

*まだご覧いただいていない方は👇こちらもどうぞ

主体性と自主性の違いって?

見守る保育② 自主性と主体性

最近は主体性を高めるためにどうしたら良いか?

ということを改めて考えているのですが,

その入り口として自主性を大切にするというあたりがあるのかもしれないって考えています.

 

保育の中で考えると,2〜3歳あたりから先生がお願いをして準備をしたり,

片付けをしたりという行為をするようになるのではないでしょうか?

その辺りの活動がポイントになると私は考えています.

つまり,先生がある程度コントロールしつつ,

子ども自身が準備・片付けを積極的にやるようにしていく.

 

上手な先生は「お願い上手」な感じがします.

先生の役に立つことが嬉しい.

お手伝いしたいという感じになるとひとまずは良いかなって思います.

 

「ひとまずは」と言いましたが,それはいつまでも「お手伝い」ではダメだからです.

今度は自分の頭で考え,何が必要かを判断して動かないといけないわけですが,

3歳ではそこまではちょっと難しいという人が多いだろうと思います.

 

ということで,卒園するまでに主体性の種を心に持てるようになるためには,

3歳の頃に自主的に動けるようになっておくという方法が1つではないかなと

思っている次第です.

 

 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

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