発達の凸凹があるお子さんの身体・運動

こんにちは🤗
本日2本目のコラム投稿です。
 
今朝は乳児期の育ち、特に自律移動の話をしました。
午後は発達に凸凹のあるお子さんの身体や運動の発達について
少し考えてみたいと思います。
 
私は現時点では決して発達障害に詳しいわけではありません。
ただ、たまたま知的障害のある高校生の部活動に関わる機会があって、
それから少し勉強をするようになりました。
 
日頃、園内研では定型発達のお子さんの話ばかりですが、
今日は発達に凸凹があったり、いわゆるグレーゾーンのお子さんの身体・運動
についてお話をしてみました。
 
 
いわゆる育てにくい子とか、独特な感覚を持っているお子さん。
極端に何かを嫌がったり、みんなと同じことをすることができなかったり。
 
それが良くないことかどうかは議論があるところですが、
日本社会においてはやはりちょっと問題と思われちゃう。
 
いわゆる適応能力が十分に育っていないということになるんだろうと思います。
 
適応能力とは、その時・その場・その状況に合わせて考え方を整理して、
動作や行動、態度などに繋げていく総合的な能力のことです。
 
適応能力が十分に育っていないお子さんの多くは
身体や運動にも課題を抱えていることがほとんどです。
 
そういうお子さんには「感覚・運動遊び」が効果を発揮することが多いようです。
 
身体や運動面の課題ってどんなの?ってことですけど、
例えば「お箸をうまく使えない」
「洋服のボタンをうまく閉められない」
「(間隙通過の際に)普通に通れる広さがあるのに壁にぶつかってしまう」
「何回やってもボールキャッチや投げるのがぎこちない」
「背筋を伸ばして座っていられない」とか…
いろんな現象がありそうです。
 
発達に凸凹があるお子さんの場合、
3つの感覚のうちのどれかに問題が生じることが多いと言われています。
1つは触覚。
2つ目が固有覚(これは身体の深部の感覚で運動感覚などと関わります)
3つ目が前庭覚(バランス感覚みたいなものです)
 
これらの混乱を整理整頓しようというのが「感覚・運動遊び」だそうです。
 

保育者支援ネットワーク「保育のみかた」運営責任者

博士(教育学)

保育コンサルタント

園庭づくりコーディネーター

[著書]

『ワクワクドキドキ園庭づくり』(ぎょうせい)

『遊びの復権』(共著)(おうみ学術出版会)

保育者の「相互支援」と「学び合い」の場

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